最近は、インターネットを利用して様々な情報を集める小中学生が増えています。
このプログにも小中学生から、連絡をいただくことが増えました。
「書道教室に通っているけれど、展覧会がない」
「書道に自信がついたけれど、展覧会に出品するとどうなりますか」
「書道の先生になるのは、難しいですか」
「うまく書けないのは、なぜですか」
「書道がきらいです。書道教室に行きたくない。どうしたらいいですか」
どれも素朴な質問ですが、実は、深い。
書道教室に通っていたり、小中学校で書道の指導者が身近にいるはずなのに、実際に顔を合わせている先生方に質問できないことは、どうしてなのだろうと、不思議に思う。
質問者の誰にもおうちには、大人がいるのに・・・と思うのです。
私自身が運営している書道教室に通っている小中学生は、書道のことは、おうちの人か私に質問していると思うから、ネット経由で私に質問してくることが不思議でなりません。
教室に通ってきているみんなは、元気に、躊躇なく質問してくる。時には、答えに困る質問もあれば、何度言ったらいいのと言いそうになる言葉を飲み込んで答えることもある。みんな、ちゃんと顔を合わせて、「質問があります」「あのなー」って感じで聞いてくるのに。
言葉にできない受講生の中には、「後で読んでください。」と、手紙にして質問を渡されることもある。
書道の先生は、怖い。
小中学生の親世代では、そんな印象を抱いている人も少なくありません。
しかし、親世代の方々は、質問しようと思えば、怖くても質問しただろうと思うのです。
社会性に欠ける
今の小中学生は、数年前の小中学生より身体的には早く成長しているが、社会性に欠けていると耳にすることが増えてきました。私自身も、10年前の小中学生より、社会性の面では明らかに劣ってきている印象を受けます。身体的なことは、個人差が大きい年齢なので何とも言えませんが・・・・。
まずは、身近な先生に質問しよう
学校の先生や塾の先生は、小中学生にとって、一番身近な社会につながる大人です。
まずは、顔を見て質問してみませんか。
「怖い」「だるい」「むずい」は、封印して、質問してみると、あなたの違った一面を相手に伝えられるし、質問相手の違った一面に出会うこともあるはずです。
それでも、質問する相手がいないと思ったら、質問に答えてもらえなかったら、お問い合わせから質問してください。
私で対応できる範囲は、一人の大人として誠実に答えます。
一人でも多く小中学生が書道に親しんでほしいと思うから・・・。