つれづれなるままに福島教室

墨がついた襖のはりかえ【上福島コミュニティーセンター】 

つれづれなるままに
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上福島教室を上福島コミュニティーセンターに移転し、5年が過ぎました。
その間、墨をとばしたふすまが気になっていました。ちょうどいい機会だと、中学生大学生の受講生と一緒に襖をはりかえました。

壁紙の中には、水でふき取れば墨がとれるものもありますが、本襖なので、そうもいきません。

引き手を使って開け閉めしていれば、墨がつかないのですが、どうしても手についた墨が襖の引き手周辺についてしまいます。引き手周辺は、特に汚れています。

机や床も使って、各々作業中。

みんなで取り組みました。

引き手帯があるふすま紙を貼りました。

なんということでしょう。

普段使用しているお部屋の一部です。

廊下と和室との仕切りふすまなので、裏表両面はりかえました。

引き手帯も真っすぐに貼れたかな。

全部で36枚だったかな。

「よごしたら、承知しないよー」
はりかえに参加した受講生の言葉です。

はじめて、ふすまを張替えた受講生ばかりだったので、ふすまのはりかえを終えて、疲れが癒されると同時に、愛着がわいたのでしょう。

受講生4人は、本当に根気よく頑張りました。
管理人さんからもたくさん差し入れを頂戴し、有難かった。
3日間を予定していましたが、天気も良く、二日目は作業に慣れ、効率よくでき、はりかえ作業は、二日間で終了しました。(ヨカッタネ)

書道を専門的に学ぶと、表具のことも学ぶことになります。
表具の第1ステップとして、裏打ちがあります。

裏打ちは、襖の張替えと共通することが多く、書道を専門的に学ぶ方にとっては、ふすまの張替えが裏打ちのちょうど良い練習でもあります。
今回、ふすまの張替えに参加した受講生は、もう、裏打ちをするための準備ができたようなものです。来年の展覧会には、自分で裏打ちした作品を出品できるかもしれませんね。

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