書道を学ぶとは、毛筆や硬筆の技術向上、いわゆる「美しい字を書く」だけではない。子供のころは、【きれいな字を書きたい】ただそれだけでした。しかし、大人になっても書道を続けると誰もがぶつかる古典の壁。
この壁は、本当に厚い。
ちょっくらさーにやっつけられないのだ。
小さな分からないことをいくつも抱えながら、様々な本を読んだり、様々な方々と出会い、刺激を頂きながら、ゆっくりと糸を手繰り寄せるように、ひも解いていかねばならない。
きっと、それは、どんな天才的な方であっても同じなんだろうと思う。
先日、寧社書作展の特別講演に参加し、大いなる刺激と感動を頂いてきた。
詩を学ぼう・・・・。何度か読んでは、当初の決意を忘れ、記憶が遠のく頃に、また、読もうと思い立っても、やり直しの連続。そもそも、簡単に読めるわかるなんて代物じゃないんだと、自分に言い訳しながら、今日まで。
今回の公演に重い、とっても重い腰を上げよう。
「詩経」を学ぼう。読もう。そんな気になっている。
この寧楽漢学講習会は、今井凌雪先生が五十数年前に立ち上げられた学習会です。
第22回寧社書作展の様子は、下のリンクからご覧ください。
https://kyoho-world.com/archives/1281