結論は、3月末まで、お稽古をお休みにします。
理由は、厚労省新型コロナウィルス専門家会議3/9発表の資料をみると、感染者に共通の場所として、①換気が悪い ②多くの人が密集 ③近距離とありました。その3条件を避けてお稽古するには、①換気するか窓を開けたまま ②少ない人数で ③近づいて話をしない ことが求められます。3条件がそろわなければ感染しない保証がされるものでもありませんが、やはり、ここは、健康面の安全が一番優先されなければなりません。
みんなの顔が浮かぶと判断が鈍るので、一人悶々と、最悪の事態を考えて、決めました。在籍されている方々、保護者の方々には、すでにご連絡をすませました。
ラインスタンプで涙、再開熱望のご連絡等を頂き、有難い限りです。
3月に入り、卒業記念作品制作を本格的に始めるところだった卒業を控えた受講生は、とんだことだと寂しく思うのかもしれません。できることなら、3月中に作品を書いて、卒業おめでとう!!!の一言を伝えたかった。中には、3月末で退会を予定している受講生もいますしね。
想像してみてください。みんなの安全を保つために、窓を開けて、ポツンポツンと座って、私もみんなに近付くことなく、みんなは、作品を手にして遠くから私に見せて、私は遠くから作品のアドバイスをするって、お稽古を。
それはもうお稽古本来の姿から、似ても似つかない状況です。
天三会館で実施している天満堀川教室の前は、堀川児童遊園地と名前がついた公園だー。いっそ、公園で揮毫会でもしようかーと、一瞬頭に過りましたが、冷静になって、無理無理って。自分で自分をなだめました。
卒業生制作だけでも、何とか書けるようにしよう。何度も何度もそれぞれが安全に書けるようにシミュレーションしました。真剣に初めてみる大きな筆を重いと言いながら、運ぶ姿。字が多すぎたと言いながら必死で書く姿。きりがありません。でも、やっぱり、それは、安全か?無理だーと、なりました。
子供たちの顔が浮かぶと、何とかして、実施の方向にいくけれど、受講されている人生の先輩方の顔が浮かぶと、冷静に判断しようと思えることは、とてもありがたいことです。
残念だけど、他に健康面の安全を確保する最善の方法がありません。今回は、これがしかないと思っています。また、元気な顔を見て、当たり前のお稽古をできることを楽しみにしています。