働き方改革は、思いもよらない事態で一気に進みました。
そして、私たちの生活も、一変しました。
何が起きたのか、わからないまま、情報を探り、少しずつ、新しい生活スタイルに慣れていった2020年でした。
書道教室も、オンライン化が進む一方で、コロナ禍で閉鎖された教室もたくさんあります。
特に、ご高齢の指導者の方は、日々のお稽古をお休みしたままの状態が長く続いていると聞きます。
きょうほ書院は、最初の緊急事態宣言の折、何人かの保護者の方々より、教室継続のご要望、オンラインのご希望などを頂きました。
それをきっかけとして、お蔭様で、ZOOMでのオンラインのお稽古が始まりました。
当初のオンラインのお稽古は、リアル教室でのやり取りをただオンラインにしただけのものでした。
そこでは、はじめは、物珍しさもあり、同時に私自身も戸惑いながら、バーチャル背景画像で楽しんだり、誰もが自宅にこもっている中で、家族以外の誰かと繋がりをもてることを楽しみました。
以前、動画を俯瞰撮影した経験が役立ち、即、添削時は、上からの映像をZOOMで提供でき、ほっとしたのも束の間のことでした。
オンラインでは、上達スピードが遅い・・・。
と、私は感じ出したのです。
反転授業のようなものを取り入れたい。
一方で、書道を学ぶ方の中には、人と話をすることが苦手の方が少なくないこと、もともと静かに学ぶものを、どのように活発なやり取りができるのか。
考え出したらキリがありませんでした。
あー、ファシリテーションのこと聞いていたのに、なぜ、あの時、学ばなかったのか。反省しました。
しかし、今すぐに身につこうはずがありません。
何度も、朝まで眠れない日々を過ごしました。
何度もマインドマップを書きました。
ひとりで散歩したり、ひとりで外を走ったり。
どんどん時間が過ぎていく中で、ようやく骨格が見え、それを形にしようと、数名のWEBクリエイターさんと打ち合わせを重ねました。
そして、何度も途中まで進みながら、振出しに戻りました。
365歩のマーチ
一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる。
「一歩でも進んでればいいじゃん。」ひとりでつっこみ、
「いつかこの第一歩を踏み出してやる。」って、心の中で叫び続けました。
ようやく、はじめの第一歩を踏み出したのです。
Webで学ぶオンライン書道教室
デザイナーさん、司法書士の先生、ライターさん、Webクリエイターさん。
みんなコロナ禍でお願いした方々です。
あと一歩というところまで来ました。
しかし、Webクリエイターさん急病につき、作業が止まってしまいました。
私の動画編集も思うように進みません。
サイト準備が途中で滞っています。
しかし、私たちは、コロナ禍でとても大切なことを学びました。
それは、
あきらめないということ。
歩みを止めなければ、必ず、次の一歩を踏み出せるということ。
サイトが整うまで、こちらのホームページで会員限定公開記事をアップします。
Webで学ぶオンライン書道教室では、Slackを導入しています。
Slack(スラック)は、IT業界を中心として今注目されていますが、書道教室での利用は、おそらく初ではないだろうか・・・。
これから、オンラインでの双方向型書道教室が始まります。
動画を何度も繰り返し、ご覧いただけることも、ひとつのメリットだと思います。
また、機会があれば、続報をお伝えしますね。
みなさん、気をつけて、お過ごしください。