書道について

遠回りのような近道のお稽古

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書道のお稽古に近道は、あるだろうか・・・。

書道をはじめて間もない頃は、上達を実感することがあるように思います。
しばらくすると、
上達しているのかどうか、
自分では、よくわからなくなる時期がきます。

書道をはじめたばかりの頃は、
先を見据えたお稽古が、
最も効果的かつ効率的なお稽古方法であるものの、
その先の練習方法となると、
何をどう学ぶのか、
その取捨選択が難しくなってくる。

一見、遠回りと思うお稽古も、本来的には、近道であることがあります。

しかし、残念ながら、個人差というものがあり、
目に見えて上達する誰かと比較して、
自分自身のお稽古は、遠回りなのではないか・・・・・・・。
そんな疑問を秘めながら、お稽古している方も少なくないでしょう。

そんな風に誰かと比較して、
勝手に、お稽古の本来的意義を見失ってしまうことは、
情けないことのようにも思える。
それは、そもそも、本来的な書道のお稽古に遠回りなど無いと感じるからです。

つい数年前まで、
私自身、過去の稽古内容を振り返り、
随分と遠回りしたものだと思っていたが、
結局、目的意識を持って臨書し、何かを学びとり、
作品を制作し続けるしかないと、思うようになった。

遠回りと思っても、いつかは、「化ける」と、
自身の可能性を信じ続ける。

あきらめることなく、続けることが、
最後には、最良の近道なのかもしれない。

最近、機会あるごとに、そう思う。
皆さんは、どうですか?

 

 

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