書道のお稽古について、指導経験のある方と話をしていて、
低年齢の子供に、半紙は、大きいすぎないだろうか・・・・。
そんな話をしていた際に、
「半紙のサイズや数え方について、
ブログで紹介してよー。」
ご要望にお応えして、今日は、半紙のことをすこし書くことにしました。
半紙は、なぜ、半紙と呼ばれているのか?
半紙の大きさは、なぜ、今のようなサイズなのだろうか?
それは、平安時代に使用されていた和紙を半分に切ったことから、半紙という言葉ができています。しかし、その頃は、まだ、その半紙を書道に使用されることは、なかったようです。
半紙が書道に利用されるようになったのは、案外、最近のことで、江戸時代です。
「最近」といってしまうのは、書道の歴史から考えて、以外にも近い話だと思うからです。
ちなみに、中国に半紙と同じサイズの紙を使用して書道のお稽古をする習慣は、ありません。
誤解されている方も多いようですが、
書道では、お稽古に和紙を使用することは、あまりありません。
半紙の数え方は、一枚二枚・・・・単位は、枚が日常的ですが、
半紙の数え方は、書道の指導をされている方、長年書道を愛好されている方には、
戸惑うことも多いのが現状です。
私が書道を本格的に学び始めた頃、一般的だったのが、
一締、二締・・・・・締を単位としていました。
半紙2000枚は、一締です。
当時、半紙を購入すると和紙に包まれ、紐をかけて一締いくらとして、
販売されてのが通常でした。
ただし、機械漉きの半紙は、箱に入っていたので、一箱、二箱・・・箱単位で
包装されており、店員さんも箱単位1000枚を当たり前のように、一箱と呼んでいたので、
私は、機会漉きのものは、箱単位なんだと思っていました。
中には、2000枚一箱のものもありましたが、その場合は、一締と呼んでいたように記憶しています。
そのうち、いくつかの書道用品店で購入するようになり、
店により、異なるのかなぁ~。
そんな疑問をいだくようになりました。
つまり、締と箱が、販売店によって様々で、販売されている店の中でも、
混在していて、常に何枚なのか、確認しなければならないようになりました。
現在、一締といっても、本来2000枚のはずが、一締1000枚などの半紙もあり、
さらに、500枚のものもあったりして、
どんどん複雑になってきました。
半紙は、2000枚一締とされているのが、最も自然でわかり易く思うのですが、
それも、習慣的なものなので、だんだん変化するのも、
理解できないではありません。
一箱1000枚 一締 2000枚などの規格ができるといいのですが・・・・・。