書道について

書道から広がる世界

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書道は、子供から大人まで、楽しんでしまえる芸術です。
書道を学ぶということは、書道そのものだけでなく、
様々な分野に広がって楽しめる可能性があります。
それは、それぞれの学ぶ段階に応じて広がりがある点で、
つくづく書道とは、不思議なものだと思う。

つまり、文字を書いて、その文字の成り立ちが気になれば、
大人ならば文字学の本を手に取ってみればいい。
子供ならば漢和辞典を手に取ってみればいい。
文字の読み方も同時に学ぶことができます。

大人ならば、様々な分野の言葉を書くことで、文学にふれたり、
様々な言霊にふれることもできる。

書道は、直接的なことばかりではない。
臨書をすれば、時代背景に関心を抱くこともある。
歴史を紐解くこともできる。
書道理論に深入りしそうになることもある。
タイムスリップして時間旅行がはじまる。

文字の美から、デザイン・造形に関心を抱く人もいる。

博物館で目にする古文書を少しは、読めたりして、
喜びを感じることもある。

書道を書く上での精神性は、武道等との共通点が多い。

また、上手く書けなくても、書き続ける気力や根気は、
諦めない精神力を鍛え、社会人として、様々な職業の現場で役立つと耳にすることは、多い。

芸術としての書道がある一方で、文字を書くことは、誰もが体験していることなので、多くの方は、日頃、深く考えることがないかもしれません。
しかし、何年も筆を運び続け、日常的に筆を運び続けている私にとっては、当たり前でありながらも、毎日、筆を運べば発見がある。
この感動をどのように言葉にすれば、良いのか、いつも迷いますが、今のところ、言葉にしきれない不思議な世界としか言いようがないように思います。

 

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