書道鑑賞入門

芸術の秋 書道作品を鑑賞してみませんか

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書道作品を鑑賞する・・・・・・。
そのことを考えるとき、今井凌雪先生がおっしゃっていた
1、誰が
2、何を
3、どのように
書いたかが重要になる。
このことが、いつも頭をよぎる。

1、誰が については、
例えば、わが子が、知り合いが、古典・古筆などは特に有名な○○が、のように、書いた人は、誰かが鑑賞するときに影響する。

2、何を については、
書かれている内容のこと。
書道作品を鑑賞し慣れると、または、書道を長年学んでいると、これを軽視しがちである。
私自身も、特に大人の作品については、漢詩であったり、俳句、和歌が多い為、ついつい、その内容までは、理解できないでいることが多い。
僅かでも、日々、読めるようにと努力しているつもりでも、この道は、易々と進めないようである。

3、どのように については、
初心者が軽視しがちなことです。
どのようにというのは、書風をいうのですが、これまた、初心者には、乗り越えなければならない壁になります。
つまり、書風を理解するためには、より多くの作品を鑑賞し、書体ごとに、どんな書風がなぜよいのかを自分自身で実感できることが必要です。

ここまで、読んで下さった方は、書道を鑑賞するって、
なんだか面倒だなぁと、思われたかもしれませんね。
構いません! 心の赴くままに、心に響くものをよく観ればいいのです。
理解しようと思ってみるより、心に響くかどうか、心で鑑賞していれば、心が動く作品に出会います。

書道作品を鑑賞しながら、今井凌雪先生から、伺ったことばを紹介します。
「書には、美醜がある。書道は、芸術である以上、それが例え、負の方向であっても、何も感じない作品より、心が動かされる作品がよい作品です。」

みなさんも、書道作品を鑑賞し、書の美醜を感じてみませんか。
来月は、通常通り、古典を紹介します。

今月は、Web書道作品展を通じて、ぜひ、身近な方々の作品を鑑賞してください。
http://webshodo.com/