書道鑑賞入門

董其昌(とうきしょう)

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先日、大阪市立美術館へ行きました。
この数年5月には、寧社書作展に足を運び、充実した時間を過ごしていましたが、今年は、きょうほ書院書道展2015と会期が重なり、行けなかったことが原因で、「なんだか物足りない」と、焦ったからです。

それでも、あまり期待していなかったコレクション展の山水、写経でしたが、目を奪われた作品がたくさんありました。
特に、董其昌は、何度も立ち戻り、拝見!!!
(変な人に見られたかもしれません)
他に傅山(ふざん)跋文、黄慎(こうしん)、李鱓(りぜん)もよかったです。
話は、少しそれますが、会場で、聞き覚えのある声に気が付き、近づくと、なんと、ビデオから流れる榊莫山先生のお声でした。
NHK「日曜美術館」の収録で大阪市立美術館を訪問され、作品を解説されている映像でした。
「計算なしで、こんなん書けへんもんなぁ」
「えーなぁ」
とても懐かしいお声でした。

一人で納得しながら、私も声には出しませんでしたが、
「えーなぁ」
「ふわぁーーーえーなぁ」
と、思いました。

董其昌についてですが、これまでよく紹介されている作品とことなり、すっきりした感じに魅了されました。絹に書かれたこともあるでしょうが、筆脈をたどりながら、また「えーなぁ」と、確かめ、かみしめました。あれから、数日、マイブームは、董其昌の臨書です。
今回、画像で紹介できないことは、残念ですが、まだ、会期中ですので、是非、大阪市立美術館に足を運ばれては、いかがでしょうか。

董其昌に関するWikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%A3%E5%85%B6%E6%98%8C

大阪市立美術館ホームページ
http://www.osaka-art-museum.jp/