これまで書道鑑賞入門では、古典を中心に紹介してきたので、近代の作家作品の紹介は、はじめてかもしれませんね。
鄧散木(とう さんぼく)は、1898年生-1963年没の書家であり篆刻かとして知られている近代作家です。
彼の篆刻作品の力強さと布字のセンスに、私は、観れば観るほど、魅かれてしまう。
近代作家ということもあり、彫られた言葉も調べれは比較的容易に理解できることも、また、楽しみのひとつである。
下の画像は、手元にある天津楊柳青画社出版の『鄧散木印譜』より一部紹介します。
どの印も、力強いのに、なんだか、ふっと気が楽になる作品です。
どうすれば、こんなセンスが身につくのだろう。
単に技術だけの問題ではないように思うが、みなさんは、どんな感想を持たれますか?