甲骨文字とは、古代中国で亀の甲や骨で占いをした結果を記録した、現存する最古の漢字といわれています。
書道の立場から、これを観賞する力を身につけることは、簡単なことではない。
ただ、観て楽しいということは、わかる。
これを作品とするためには、文字学の知識が全くない状態では、難しいとつくづく感じている。書きたい文字がすべて甲骨文字として現存しているとは限られないからである。
時々、勝手気ままに書かれてものを見ることがある。
甲骨文字で書道作品を書こうと考える都度、そういうサルまねだけは、慎みたいと強く思う。