小筆の選び方に、とまどっている方は、まず、何を書くために使用するかによって、小筆を選ぶことをおすすめします。
小筆を使用する場面
①名前書き用
②かな作品用
③古筆臨書用
最近は、店頭でも、だいたい①から③までに分類されていることが多くなりましたので、それで十分だと思います。
それでも、小筆選び困っている方は、ご自身が書いているものが、①から③のどれに分類されるのかがわからないのだと思います。
そういう方は、下を参考にしてください。
実用的なものを書く場合、かな書道の経験がない方、および行書や草書を書きなれていない方は、①名前書き用を購入しましょう。
理由は、②かな作品用③古筆臨書用の小筆は、繊細な毛で出来ている小筆を使いきれない可能性がありますので、かえって①名前書き用の方が、書きやすいと感じられると思います。
最近は、写経がブームになっていますので、写経のために小筆を探している方もおられるでしょう。
専門店に行くと、写経には、写経用の筆があります。写経用の筆をいろいろ試されてみるといいでしょう。
小学生以下の場合は、①名前書き用で十分ですし、②③の小筆を小学生以下で手入れまで含め出来ないと思います。大人に迫る程度までの実力をつけてから、指導者と相談しながら、次のステップに踏み出せばよいでしょう。
小筆は、書く量にもよりますが、そもそも、長期使用できるものではありませんので、何度も買い替えながら、好きな筆を見つけたら、まとめて購入されることをおすすめします。