子供書道書道について

墨の作り方?

この記事は約1分で読めます。

この季節になると、小学三年生は、小学校で毛筆の授業がはじまる。
毎年、びっくりする発言がある。

最近、増えている発言とは・・・・・・

「先生、学校で、墨の作り方を習ったので、やってもいいですか?」
「先生、墨作っていいですか?」

「墨の作り方・・・やる?」
「墨を作る?」

書道になれ親しんでいる方は、みなさん「???」だと思いますよね。

「墨を作る」と聞いて、頭に浮かべるのは、すすを集め、膠で固め、乾燥させ、固形の墨が仕上がります。
そう、「墨を作る」と聞けば、その墨を作る工程が頭に浮かべるのが、当たり前だと私もそう思うのです。

しかし、小学生がやりたいことは、「墨を磨りたい」のです。
年々、小学校では、「墨を磨る」と言わず、「墨を作る」と、先生方が表現されるため、小学生は、「墨を作る」と発言するようになってしまっています。

当たり前ですが、正しく「墨を磨る」と、教えて欲しいと思います。
なぜ、「墨を作る」と、表現されるようになっているのか、疑問しかありません。

毎年、「墨を磨る」と、教えるのですが、小学校の先生の表現との違いを説明することに、苦労します。もちろん、「墨を磨る」と指導される先生方もいらっしゃいます。
当たり前のことを当たり前に説明表現してくれていれば、何にも問題ないのに・・・なんでだろう。

error: Content is protected !! 選択無効です!