なぜ、書道教室に通いますか?
字をきれいに書くため。
集中力をつけるため。
入会時にお聞きする目標として、最も多いのは、上の二つです。
入会から時間がたって、お稽古を継続している方々にとっては、少し違うようです。
楽しいから。
が圧倒的に多くなり、その具体的理由は、
字を書くことが楽しい、教室が楽しいから、友達ができたから、ここで習ったことが役に立って楽しい、お友達にお手紙を書くのがたのしい。パパとママ、おじいちゃんやおばあちゃんにきれいな字でお手紙を書くのがたのしいから。
いろいろな書体が書けてたのしい等々
中には、将来、書道の先生になりたい人もいます。
書道教室も昔と今では、ずいぶん様変わりしたように思います。
昔は、PCを利用した書道について、アドバイスすることは、全くありませんでしたが、年賀はがきに字を取り込む方法を説明したり、書道作品を写真撮影する際のアドバイスを求められたり、単に書くだけではなく、その後の活用方法についても、今の書道教室では、説明しなければなりません。
また、書道は芸術の一環であると当たり前に考えられた二~三十年前から、手書き文字の活躍シーンが実用と限って考える人が増えてきたと感じた十年前、現在では、手書き文字は実用だけでなく様々なパフォーマンスに活用され、人を引き付ける手段となっています。十代の発想は、さらに自由なので、聞いていて楽しいこともあれば、若さゆえの発想に微笑むこともあり、時には書美に反すると思うこともある。
時を超えて、様々に書が伝えられることは、何はともあれ素晴らしい。
次世代の子供たちも、書が楽しいと記憶できるように、今年も頑張ろう。