2015-01

つれづれなるままに

臨書は作品なのか?

書道の作品には、創作作品と臨書作品がある。臨書は、作品と認めない説もあるが、私は、臨書も作品として成立すると考えている。臨書も作品に含めると解する考え方の中で、作品である以上、工夫が必要と解する説もあるが、私は、出来る限り臨書作品であっても...
子供書道

腕で覚える

お稽古をしていて、小学生が、突然、言った。「うでが覚えたみたい。」どうも思うように書けず、怪訝な顔をしている小学生の腕をもち、数文字いっしょに書いた。その直後に書いた一枚で、その小学生の口から、こぼれ出した一言。それが、「うでが覚えたみたい...
子供書道

かっこよく字を書きたい。

キラキラと目を輝かせて、ひそひそ話でもするように、質問に来た小学生。「書道って、かっこいいよね。僕も、カッコよく書きたいけど、どうしたらいいですか?」お正月には、神社などの書き初め会やテレビで書き初めなどを見る機会が多い。そういうものに触れ...
教室活動記録

年の初めは、書き初めから

今年のお稽古が始まりました。年の初めは、書道といえば、書き初めです。各教室の年の初めのお稽古は、小学生以下は、最近では書き初め用紙として定着しつつある八つ切り紙(半切1/4ともいわれる)で、書き初めをしています。教室に通い始めて日が浅い人は...
つれづれなるままに

新年を迎えて

あけましておめでとうございます。今年は、皆さんから頂いた年賀はがきを拝見していて、年賀はがきの楽しみ方を教わった気がしている。「毛筆って、やっぱりいいなぁ~」と、思ったり、「言葉を交わし合うことって、大切だなぁ」と、思いました。昨年末、祖父...
書道鑑賞入門

呉熙載(ごきさい)呉譲之(ごじょうし)

呉熙載(ご きさい)は、初め名を廷颺(ていよう)字を熙載(きさい)といっていたが、50才以後、名を熙載(きさい)字を譲之(じょうし)とし、64才からは、熙載から名を譲之とした。私は、呉譲之のシンメトリーに魅せられて、若い頃、「小篆ならこれだ...