日頃、書道のお稽古を熱心にすることは、
書の上達の上で、欠かせないことである。
しかし、お稽古ばかりでは、モチベーションを維持し続けることは、
子供であろうと、大人であろうと、
書道に対して、かなりの興味・関心がなければ、
容易ではない。
モチベーションの維持に役立つのは、
級段位の取得であったり、
展覧会への出品である。
きょうほ書院では、定期的に各教室の展覧会を実施しているが、
今年は、福島教室・天満堀川教室合同の書道展を5月に企画している。
各教室では、5月の展覧会に向けて、作品に取り組む人が増え、
いつもと異なる気持ちで、紙に向かい筆を運ぶ姿を伺うことができる。
みんな、楽しく書けるといいなぁ。
書道展は、外部への作品発表の機会でもあるが、
出品者が一番輝く機会でもある。
出来上がった作品には、筆者それぞれに思いがある。
書は、どうしても、一発勝負、乾坤一擲という性質をもっている。
そのため、いくら準備しても、思いのまま書けるとは限らない。
それでも、何とか、どの人も報われて欲しい。
心から、そう願っている。
