お手本つれづれなるままに子供書道実用書

子供に美しい文字で字を書かせたい

お手本
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子供に美しい文字(美文字)で字を書いて欲しい。そこまで、いかなくても、読みやすく、整った字を書いて欲しい。そう思うことも又、親心だと思います。

体験に来られた多くの保護者に、ご希望を尋ねると多くの方が、そのようにおっしゃいます。

では、どうすれば、子供たちは、上手に書けるようになるのでしょう。

パターン1

初めから、美しい文字で字を覚えて、書く。
この場合、それしか知らないので、他の字を書きようがありません。ただし、そのまま、大きくなるとは、限りません。成長過程で、褒め方には、気をつけてあげてください。

パターン2

美しい文字を見て、何度も書いて、練習する。昔から言われていることです。
このパターンに当てはまる方が一番多いと思いますので、少し、詳しく(少しクドイかも)紹介します。

子供たちの場合

子供だって上手に書きたいよ

書道教室、習字教室、かき方教室など字を書くための教室に通われている場合でも、各家庭で、小学校で、幼稚園保育園で、大人が子供が字を練習しているときに、線を引く前や線を引いている途中で「もっと、こっち」「もっと長く」等と言わないことは、とても重要です。よく、考えてみてください。あなたが、字を書こうとしているときに、「もっと、・・・」と、声をかけられたら、字を書けますか?気分はどうですか?

もう一つ大切なことは、書き終えた字を見て、「きたない」「きれいに書けないの?」マイナスの言葉をかけないことも重要です。少し工夫して、「こんなに上手な字を書けてるところがあるのに、ここは、どうしたの?」「この字をきれいに書くのは、難しいよね」尋ねるか、同意するようにしては、どうでしょう。もちろん、上手ならほめてあげてください。

大人の場合

久しぶりに鉛筆で練習すると力の入れ方を思い出すこともあります。

大人の場合も子供とあまり変わりありませんが、大人の場合、これまで、長い時間、何度も何度も字を書いてきました。その経験を生かすことが一番早いように思います。多くの方は、それをマイナスで捉えがちですが、字を書くステップを想像できるはずです。つまり、お手本を見て、ペンや鉛筆を運ぶイメージをできる限り具体的にたどるのです。それが難しいようでしたら、なぞり書きをしてみましょう。これまでの経験として書いてきた文字と、お手本と異なるところを具体的に見つけられるはずです。そして、何度も繰り返し、イメージトレーニングし、お手本をみなくても、頭に浮かぶくらいの状態になったら、お手本を見ずに書いてください。きっと、上達していることを実感されるはずです

最近は、親子や祖父母と孫で一緒にお稽古しようと思う方が増えています。おうちで、一緒に書き方の練習をすれば、楽しみと辛さを分け合えるので、上達の加速が見込めると思います。

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