つれづれなるままに

集中力をみにつけるために書道を学ぶ

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書道無料体験で感じること

子ども書道の無料体験をされた保護者の方の多くが
子どもに集中力をつけさせたい
と願っておられます。

通常、初めて来た教室で、集中力が全く感じられないお子様は、少ないのが現状です。
そもそも、書道習字かきかたを、数ある習い事から、選ぶご家庭のお子様の多くは、

  • 字を書くことが好き
  • 絵を描くことが好き
  • 静かに一人遊びが好き
  • 読書が好き

集中力を自然と持ち合わせているお子様が多いように感じます。

しかし、中には、

  • 初めて来た教室内で、お子様が走り回る
  • 他の受講生に話しかける
  • 何度もトイレに行きたがる

そういうお子様もおられます。

注意を聞き入れられるお子でしたら、入会後、繰り返し、何度も繰り返し、
いつの間にか集中できるようになるケースがあります。

しかし、体験時、注意を聞き入れられないケースでは、
入会後、他の受講生の受講のさまたげになる恐れがある場合、
きょうほ書院では、ご入会をお断りさせていただいています。

但し、きょうほ書院では、ご入会をお断りしても、そのお子様にあった習い事を可能な限り、
ご提案させていただいています。


たくさんのお子様をお預かりする中で、
子供たちの興味関心に耳を傾けるよう努める中で、何かを見つけるお手伝いができるかもしれません。

集中力をつけるには

集中力は、好きなことを、前向きに学ぶ環境があれば、必ず身につくものです。
何事も、我が子のことと思うと、何もかもが心配になってくるかもしれませんが、
よーく考えると、ご自身の経験から、思いつくことも多いはずなのです。

だって、お母さん、お父さんを何年も頑張っているのですから。

書道では、一枚一枚が勝負。もっと言えば、一筆一筆、紙に墨をいれる瞬間が勝負といえます。
そのことが理解できる年齢になる前に、経験しておけば、確かに、書道で集中力が身につくのかもしれませんね。

なぜ集中できないのか

無料体験でお子様が集中できない理由には、いくつかのパターンがあるように思います。

  • 他のことに気がむいている(さっきまでやっていたゲームの続き等)
  • 今やっていることでは、なく他のことに興味がある(書道以外の習い事)
  • 今やっていることは、やらされていること(字を書くことが好きでない)

他にも、受講生にお友達がいて、その子のことが気になって仕方がない等、色々ありますが、集中できない根本は、字を書くことに興味がないってことかもしれないと感じています。

書道、習字、かきかたが好きになると集中力が身につくか?

現在、きょうほ書院に在籍されている方の多くは、字を書くことが好きだといいたいところですが、実は、そうでもありません。

しかし、みんな字を書いている間は、集中しています。
もちろん、字を書くことが好きなお子様は、常に集中していますから、そういう仲間がいる環境で、自分だけ好き勝手をすることもできないことを、今の小学生は理解しています。
だから、集中するしかないのかもしれません。

書道、習字、かきかたが好きになれば、もちろん、字を書くことが楽しくなりますから、小中学生のように日々、字を書くシーンが多い場合、常日頃から、集中力のスイッチをオンにする機会が増えることは間違いないでしょう。

集中力は、環境に左右される?

みなさんも、身に覚えがありませんか?

中間テスト、期末テストが控えているから、勉強に集中したいのに、他のことが気になってしまった経験がありませんか?

私の場合、中間テスト、期末テスト前になると、机の上や引き出しの中を片付けて、集中できずにいました。しかし、それは、今考えると、集中できないのではなく、勉強をしない理由を作っていたように思います。
何かに集中しなければならないときに、わざわざ、自分から、集中しない環境に身を置こうとしていたように、今、振り返るとわかります。
受験時期に、自分自身で、そのことに気が付いてからは、勉強は、自習室や図書館でしていました。
最近は、自習室がない図書が増え、少し、かわいそうに思います。

書道で鍛錬した集中力を発揮する

字を書くことに集中するタイプの人は、字を書くことが億劫ではないことと、座っていることが苦ではありません。
その為、多くの場合、勉強にも役立てられると思います。

また、多くの社会人の書を学ぶ方々は、自身の人生と書を学ぶプロセスを重ねて考えます。
書を学ぶということと、人生や仕事をこなすことは、どんな職業にもあてはまることが多いからです。

書道を学ぶことや身につけることは、長い時間をかけて、学んだこと、鍛錬したことをミルフィーユのように重ねていく必要があります。
簡単に言うと、経験の蓄積が必要になってきます。

マラソンや山登りのように、ゴールに向かって、歩む過程で、集中力を常に発揮しなければなりません。

書道は、紙に墨を入れた瞬間、瞬間が一発勝負です。
集中力を発揮せざるを得ないでしょうね。

集中力を身につけた結果は、何に集中したかによりますが、少なくとも、書道で身につけた集中力は、様々なシーンで生かされることでしょう。

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