子供書道書の魅力・楽しさ

ひらがな、カタカタを覚えましょう 幼稚園児、保育園児の場合

この記事は約3分で読めます。

幼稚園児や保育園児にとって、文字との出会いは、ひらがな、カタカナですね。
文字の形を覚える段階で教室に通ってくる子供たち、文字を読めるようになって教室に通ってくる子供たち、そして、文字を一通り読み書きできる段階で書道教室に通ってくる子供たちがいます。

どの段階で書道教室や書き方教室に通わせようか・・・?

各ご家庭により、様々です。

私自身は、文字を覚える段階、4歳3カ月で書道教室に通わせてもらいました。
親の感想は、「はじめから、美しい手書き文字で文字の形を覚えたのが良かったのかも」
私自身は、当時の記憶がありませんから、文字を覚える苦労やきれいな形にこだわって練習した記憶もありません。よく言えば、はじめから、美しい文字の形で身につけてしまったように思います。

書道教室での指導経験から言うと、様々だと思います。
文字を覚えて読むための学習は、低年齢化していますので、3歳で読めるようになっている場合もありますが、自身が運営している書道教室では、4歳から受け入れ可能ですので、3歳児について語るには、経験不足だと思いますので、ここではコメントを控えます。

文字が読めたり、読めなかったりする4歳児を教室で受け入れていますが、少なくとも30分席についていられない状態では、お稽古を開始しても、あまり効果が得られません。30分以上、席に座っていられるお子様の場合、それぞれの段階に応じて、文字を覚えながら、美しく書けるようになるようになっていると思います。

それぞれの子供たちの関心に応じで、動物や虫、たべものなどの名称を書くと、文字に対する興味や関心が深まる傾向にあります。
逆効果もあります。たとえば、虫が嫌いな子に虫の名称は、逆効果ですね。

とにかく、一緒に楽しむことが何より大切かもしれません。
文字を書く度に、しかられたり、注意ばかり受けていると、嫌なイメージばかりが先行してしまいますから、文字を読めること、書けることが楽しくなる工夫は、必要かもしれません。

大人がやってしまいがちなのは、大人の目でわかることを、たくさん伝え過ぎてしまうことです。
しかも、一生懸命に書いた直後に、大人から注意を受けた子供は、どう思うでしょう。大人、ほとんどの場合、親ですが、わが子を愛するがあまり、目の前に見えることをすべて伝えてあげたくなりますよね。でも、文字を美しく書くためには、たくさんのステップがあります。子供たちに、そのステップを自ら乗り越えさせてあげてください。待つことは、ジレンマとの闘いです。
文字を書く前に言っても、いけません。自分で考える力を身につけなければ、きれいな字を表面的に身につけたとしても、後で崩れてしまうからです。

多すぎるアドバイスは、かえって追い詰めてしまうように思います。

 

error: Content is protected !! 選択無効です!